コラム:28.専門分野で地域一番店!

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コラム:28.専門分野で地域一番店!

住宅業界の進化の過程は、
日本のスーパーの歴史とよく似ていると言われます。

スーパー(小売店)の進化は、
地元の小さな商店街から始まり、
そのうちに全国をカバーするような百貨店の時代、
次にイトーヨーカ堂、ダイエーなどの量販店の時代、
そして、ユニクロや、マツキヨなどの専門店の時代と
進んできました。

住宅業界に置き換えると、
地域密着型の地元工務店から始まり、
全国をカバーするメーカーの時代、
次に、ローコスト住宅の時代、
そして、ログハウス、輸入住宅など、住宅も専門店化の傾向に
あるようです。

このような傾向がこれからも続くのであれば、
住宅業界も今後はますます専門化が進むような気がしています。

小売業では、ネットショップの台頭によって
今まで以上に専門店化が進んでいます。
名刺専門店、ゆかた専門店、Tシャツ専門店・・・。
こういう専門店を利用する方が増えています。

名刺を頼みたいなって思ったら、
「いろんな印刷物やってます・・・っていうお店より
専門店の方が、種類も多くて、いいものがありそう!」

ゆかたを買う場合でも、
「百貨店の一部にあるゆかたコーナーより、
ゆかた専門店の方がずっと品揃えが豊富だし、好みのものがありそう!」

「みんなと一緒じゃなくて、自分に一番あったものが欲しい!」
こういう気持ちってみんな持ってますし、特に女性はこだわります。

この傾向、工務店経営に利用できると思いませんか?
「専門店」になる必要はないと思うのですが、
特化すべき得意分野をアピールすることは、
小さな工務店さんには、特に効果的な戦略になると思うのです。

例えば、
「ビルトインガレージを持つ家」に特化するならば、
ガレージつきプランを何十種と用意したり、
国内外のガレージシャッターを全て取り扱い可能にしたり、
ガレージの使い方をどこよりも詳しく解説したり…。
ビルトインガレージのあるプランは、他社でもあるでしょうが、
数あるプランのうちのひとつでしかないはず。
「ビルトインガレージのあるプランを、30プラン用意しています」と
宣伝してしまえば、あっという間に専門家です。
ビルトインガレージを考えているなら、まず当社に聞いてから
決めたほうが絶対いいよ!」
とイメージ付けをしてしまいます。

他にもいろいろ考えられます。
「子供たちが大満足。楽しい子育てを応援する店です」
なんていう、コピーで、
子供部屋のロフトの活用法をいろいろ提案したり、
子供の喜ぶ楽しいプランを何種も考えたり、
子供部屋のインテリアを研究したり。

住宅のスタイルでも、もちろん専門家できます。
「カントリー住宅ならお任せ!」
「古民家風住宅なら当店へ。」
大手のやっていない、いろいろな専門分野がみつかると思います。

専門分野をチラシ・HPなどで徹底的にアピールして、
その分野で地域でトップに立つ。
小さな工務店ならではの戦略かもしれません。

とは言うものの、人口の多い地域では充分、
この戦略で受注が取れると思いますが、
人口の少ない地域では、やはり危険かもしれません。
「これしかやらない!」
というのは、当然マーケットが狭まります。

そんな人口の少ない地域の場合は、例えば、半年、もしく数ヶ月、
徹底的に専門分野に特化し、次のサイクルでまた、新しい
専門分野をアピールしていく・・・こんな方法はいかがでしょうか。
人口の少ない地域ならではの、「ちょっと変わったおもしろい住宅屋」
という、新しいブランドがそこに生まれると思いますよ!

住宅業界も個性の時代が始まります。
日常業務からちょっと離れて、次の一手のための
プロジェクトを社内で考えてみてはいかがでしょうか?
素敵な専門分野が見つかるといいですね!


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